リビングと隣接した和室は、和風らしい雰囲気は残しつつ、リビングとの調和を崩さない内装に仕上げました。
畳の縁は淡い色のため、すっきりとした印象を与えます。

「立派な玄関ホールをどうしても今の感じで残したい」と言う要望にお応えして、床、天井をそのまま利用し違和感のないように仕上げました。

風格のある枠の内、柱を残し、それらの雰囲気にあった上質な内装やデザインをご提案しました。
読書やお子様のスタディコーナーとして使えるカウンタースペースを設け、リビングにいながら一人ひとりが楽しみながら同じ空間で過ごせる畳コーナーを、リビングの一角にご提案しました。

以前は６畳であった和室を４.５畳とし、勝手口からもスムーズにリビングへ行くことができるようになりました。
和室はゆったりとできる、落ち着いた空間になっています。

親世帯側のLDKは、シンプルでコンパクト。
こだわりのキッチンがメインの、使い勝手の良い、ご夫婦のくつろぎ空間ができました。

和室はダイニングキッチンと隣接しており、洋風な明るいイメージとするために、畳の色はベージュの濃淡でコーディネート。
和紙調の明るいクロスを壁に、和室としての落ち着きをプラスする為のグリーンの和紙調クロスを天井にご提案しました。
お打ち合わせ時に見ていただいたカラーイメージパースを気に入っていただき、ご提案を即採用いただけました。
洋風な和室に合うように、お仏間はシンプルな和建具でまとめてあります。

約１０畳の広々とした和室は、お客様が来ても寝泊りできるほどの十分な広さがあります。
畳縁をなくし、建具の色も濃い木目になっているため、すっきりとした落ち着いた和室になっています。

一部を寝室にしたことで、少し狭くなってしまったLDKですが、大きな室内窓を設置したことで圧迫感を軽減することができました。
格子入りのチェッカーガラスの室内窓が、LDK空間のアクセントにもなっています。

天井に変化を加え、空間の広がりを付けました。
天井までのアルミ建具を使い、二間のつながりを作りました。

リフォーム前の客間のお部屋数が足りないこともあり、客間としてもご家族の居間としても、兼用できる空間をつくりました。
リフォーム前は物もあふれ、お庭からの日差しもあまり生かされていなかった空間を、大きな窓を設けながら、断熱性能の高い樹脂サッシへの交換をご提案したことで、明るく暖かい居心地良い客間に生まれ変わりました。
お庭を眺めながら過ごすことができ、客間の趣も生まれました。