こんにちは!
今回の「ひとつのこだわり☆」は外壁・屋根のお話しです。
築28年で初めて「外部の点検」をされたお家だったことから、いろいろな指摘することがあって、具体的には、
「やらなければならない、ピンチのお家!!」
といったほうがいいのかもしれないお家でした。
今回はそのお家のお話しです。
やらなければいけないリフォームとは?
「やらなければならないリフォーム」とは「家を守るメンテナンス」のことです。
これは、リフォームの種類が
・「家を守るメンテナンス」リフォーム
・「性能をよくする」リフォーム
・「暮らし豊かな」リフォーム
の3つに分類されて、ステップとして「一番最初」にした方が良いし、もっと言えば「やらないと危険が増す」内容かと思います。
そして、そのリフォームをすることで「家の寿命がUP」するのでやらない理由が見つからない、そんなリフォームです!
お家の「絶対寿命」!
おもに3つのリフォームに分類されますが、次はお家の「絶対寿命」について考えてみましょう。
そもそもお家が壊れてしまったら、絶対的に住めなくなってしまいますよね。
この絶対寿命はどうやって決まるかというと、基本的に構造体である柱や梁などがしっかりと強度を保っていることが条件です。
柱や梁に使われている木材の寿命は、数100年~1,000年程度と考えられています。
ですから、日本の歴史的な寺院などが実証してくれていますよね!
*日本の建築物 寺院
しかし、強靭な木材にも弱点があります。
雨漏りとシロアリです!
住宅に使われている木材は、外壁と内壁に挟まれて密閉されているので、雨漏りが発生したら、
壁の内部に閉じ込められた水分によって木が腐ってしまいます。
*雨漏り
腐った木材は、シロアリの大好物です。
*雨漏りとシロアリ被害
ですので、シロアリの被害を受けやすくなります。
つまり構造体を雨から守る屋根や外壁が機能しなくなることは、木造住宅にとって「死に至る病」にもなり得るものです。
「雨水」との戦い
「死に至る病」とは、大げさな言い方かもしれません。
ですが、そのくらいの覚悟でしっかりメンテナンスをしていただきたいと思います。
それでは構造材を雨から守る重要な役割の外装材について、その寿命と延命処置について簡単にまとめました。
主要な外装材は、屋根・外壁・バルコニーの3つになります!
今回のお家は「屋根」と「外壁」のリフォームでした。
ここからも分かる通り、築28年のお家は「屋根」「外壁」のご相談で、「雨水」からお家を守ることが一番最優先のリフォームとなりました。
*外壁・屋根のリフォーム(開始)
*窓の養生
*屋根材の劣化(ヒビ割れ)
そのときの現状はどうだったか?
結論から申し上げますと、
●屋根はスレート瓦でヒビはなかったのですが、色あせがひどく防水の役割としては、いつ雨水が侵入してもおかしくないもので、ここで手を加えないと大きな防水工事が必要な状態でした。
●外壁は基盤となるサイディングの劣化が激しく、表面は水切り付近を中心にボコボコにかわっていて、防水紙が2重の防水構造で、何とか雨水の侵入を防いでいました。
ですので、外装のリフォームとして、
屋根は金属製の仕上げ材を使い、下地防水シート(ルーフィング)を先に既存の屋根材(スレート瓦)に貼って、雨水の侵入を防ぐことで工事の「要」として取り組みました。
*下地防水シート(ルーフィング)
*金属製屋根材+下地防水シート
*金属製屋根材(重ね貼り)
外壁は軽量の金属でデザインやカラーリングを求めたガルバリウム鋼板を使用して、下地防水シートで雨水の侵入を防ぎました。
*外壁材(ガルバリウム鋼板)
*下地防水シート
ここでポイントですが、耐震性を考えるとしたら屋根材も外壁材も比較的軽量な「金属製」を選ぶことをお勧めします!
まとめ
今回は外壁と屋根のテーマでお話しました。
このテーマになりますと、
●屋根も外壁も、おおよその寿命がある。
●構造体の寿命には、水道管の劣化が関わる。
●沿岸部の外壁・屋根のリフォーム・注意点がある。
などがあります。
これらはまた別の機会にお話したいと思います。
石友リフォームサービスでは、みなさまのご相談をお受けしております!
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