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住みながら二世帯住宅リフォームは可能?できるケースとできないケースの違いについて
二世帯・増築
2025.04.24

住みながら二世帯住宅リフォームは可能?できるケースとできないケースの違いについて


*完全分離の二世帯リフォーム~富山Uターン移住
https://www.ishitomo-reform.co.jp/renovation/case/details_125.html

二世帯住宅へのリフォームを検討する際、選択肢の一つとして挙げられるのが「住みながらのリフォーム」です。仮住まいを借りれば工事はスムーズに進みますが、引っ越しの手間や家賃などの追加費用がかかります。そのため、住みながらのリフォームを検討される方も多いのではないでしょうか。

 

 

この記事では、住みながら二世帯住宅にリフォームできるケースできないケースについて解説します。また、住みながらリフォームする際の注意点や、仮住まいを利用する場合のポイントもご紹介します。ぜひ最適な方法を選べるようにぜひ参考にしてください。

 

 

住みながら二世帯住宅にリフォームできるケースとできないケースの違い

 

二世帯住宅へのリフォームは規模が大きく、工期も長くなりがちです。そのため、基本的には仮住まいでの生活がおすすめです。しかし、親世帯と子世帯で階を分ける「完全分離型」の場合は、リフォーム内容によっては住みながら工事ができる可能性があります

 

 

たとえば、1階に親世帯、2階に子世帯が住む予定であれば、2階のリフォームを完成させてから親世帯が2階に一時的に移動し、1階のリフォームを行う方法が考えられます。

 

 

他にも、リフォームの範囲が限定されている場合は住みながらの工事が可能です。リビングやダイニングなど、一部だけをリフォームするならば、他の場所で生活しながら工事を進められます。また、家の一部分ずつを時期を分けてリフォームする方法もあります。水回りや内装などを順番に工事すれば、住みながらのリフォームも可能ですが、全体の工期は通常よりも長くなり費用も増加する可能性があります。

 

 

一方、大規模なリフォームの場合は住みながらの工事は難しいと言えます。間取りを大きく変更したり、建物の構造に関わる工事を行う場合は、安全面から仮住まいが必要です

 

 

また、キッチン、浴室、トイレなど複数の水回りを同時にリフォームすると、日常生活に必要な設備が使えなくなるため、住みながらの工事は現実的ではありません。断熱材の入れ替えや外壁工事なども、家の内外に大きな開口部ができるため、住みながらの工事は困難でしょう。

 

 

住みながらの二世帯住宅へのリフォームがおすすめできない4つの理由

 

住みながら二世帯住宅にリフォームできるケースはまれで、仮にできるとしてもおすすめはできません。その理由は以下のとおりです。


•    騒音や振動がストレスになる

•    においや汚れがストレスになる

•    プライバシーを確保しづらくなる

•    普段どおりに生活できない

 

それぞれ詳しく解説します。

 

 

 

騒音や振動がストレスになる
 

 

リフォーム工事中は、壁や床の解体、ドリルやハンマーの使用、資材の運搬など、さまざまな騒音や振動が発生します。とくに二世帯住宅へのリフォームでは、間取りを大きく変更することが多いため、騒音・振動も多くなります。

 

 

朝から夕方まで続く工事音は、在宅勤務の方や小さな子ども、高齢者にとって大きなストレスとなります。騒音は防音シートなどである程度軽減できますが、完全に防ぐことは難しいため、長期間の工事では精神的な負担が大きくなります。

 

 

 

においや汚れがストレスになる
 

 

リフォーム工事では、塗料、接着剤、シーリング材など、さまざまな化学物質を使います。独特のにおいを発するので、換気が十分でない場合は室内に充満してしまいます。

 

 

また、解体工事や内装工事では大量のホコリや粉じんが発生します。職人さんが清掃を徹底していても、微細なホコリは家中に広がりやすく、アレルギー症状を引き起こす可能性もあります。

 

 

とくに小さな子どもやアレルギー体質の方、呼吸器系に問題を抱える方は、においや汚れによって健康被害を受けるリスクがあります。

 

 

 

プライバシーを確保しづらくなる
 

 

リフォーム工事中は、毎日多くの職人さんが家に出入りします。さらに工事の進行状況によっては、一時的に壁や天井がない状態になることもあります。このような状況では、家族のプライバシーを確保することが難しいです。とくに寝室やバスルームなど、プライベートな空間も工事の対象となる大規模リフォームでは、落ち着いて生活することができません。

 

 

また、貴重品の管理や防犯面での不安も生じます。信頼できる業者であっても、多くの職人が出入りする環境ではリスクがあるため、気を緩めることができません。

 

 

 

普段どおりに生活できない
 

 

リフォーム工事中は、使えない部屋や設備が出てきます。キッチンが使えなければ調理ができず、浴室が使えなければ入浴ができません。仮設トイレを設置するケースもありますが、快適さは損なわれます。

 

 

また、資材や工具の置き場所として一部の空間を提供する必要があるため、生活スペースはさらに狭くなります。

 

 

二世帯住宅へのリフォームは規模が大きく、工期も長期間になりがちです。その間、不便な生活を強いられることは、家族全員にとって大きな負担となると言えるでしょう。

 

 

 

住みながら二世帯住宅にリフォームするときの注意点

 

住みながら二世帯住宅にリフォームする場合は、以下の点に注意が必要です。


•    ホコリなどの汚れでアレルギーを起こす体質ではないかどうか

•    プライバシーを確保できない状態になるのを許容できるかどうか

•    不便な生活を強いられることを許容できるかどうか

 

ホコリなどの汚れでアレルギーを起こす体質の家族がいるかどうかの確認が必要です。リフォームでは大量のホコリが発生するため、アレルギー体質の方は症状が悪化する可能性があります。とくに子どもや高齢者は影響を受けやすいので、家族全員の健康状態を考慮する必要があります。

 

 

プライバシーを確保できない状態になっても許容できるかどうかも重要です。工事中は複数の職人が家に出入りし、一部の空間は壁や天井がない状態になることもあります。人の目が気になる方や、プライバシーを重視する方にとっては大きなストレスになります。

 

 

また、不便な生活を強いられることを許容できるかどうかも検討しましょう。キッチンやトイレ、浴室など、日常生活に必要な設備が一時的に使えなくなることがあります。外食や近くの入浴施設を利用するなど、代わりの手段を確保しておく必要があります。

 

 

 

仮住まいで生活しながら二世帯住宅にリフォームするときの注意点

 

仮住まいで生活しながら二世帯住宅にリフォームする場合は、以下の点に注意が必要です。

 

•    仮住まいにかかる費用も含めて資金計画を立てる

•    仮住まいの契約なども計画に入れつつスケジュールを立てる

•    工期が延長する可能性もある

 

 

仮住まいにかかる費用も含めて、資金計画を立てる必要があります。仮住まいで生活しながらのリフォームでは、仮住まいの家賃だけでなく、引越し費用、家具・家電のレンタル費用、光熱費など、さまざまな費用が発生します。リフォーム予算にこれらの費用も含めて計画を立てましょう。

 

 

仮住まいの契約なども考慮しながらスケジュールを立てることが必要です。仮住まいの物件は早めに探し始め、工事開始日と完了予定日に合わせて契約期間を設定しましょう。とくに繁忙期は物件が見つかりにくいこともあるので、時間的余裕をもって準備することが大切です。

 

 

また、工期が延長する可能性もあることを念頭に置いておく必要があります。天候不良や資材の調達遅れ、工事中の予期せぬ問題など、さまざまな理由で工期が延びることがあります。仮住まいの契約期間には余裕をもたせたり、延長可能かどうかを事前に確認しておくと安心です。

 

 

 

まとめ

 

二世帯住宅へのリフォームを住みながら行うことは、特定の条件下では可能ですが、多くの場合は仮住まいを利用する方が多くのメリットがあります。

 

 

住みながらリフォームするケースとしては、親世帯と子世帯で階を分ける完全分離型のリフォームや、リフォーム範囲が限定されている場合などが考えられます。しかし、騒音や振動、においや汚れ、プライバシーの問題、生活の不便さなど、多くのデメリットも存在します。

 

 

仮住まいを利用する場合は、追加費用や契約手続きなどが発生しますが、工事をスムーズに進められるだけでなく、家族の健康や生活の質を守ることができます。

 

 

また、専門家に相談することで、より具体的なアドバイスを得ることができます。住みながらリフォームが可能かどうか、仮住まいが必要かどうかなど、ご状況に合わせたアドバイスをさせていただきますので、まずはお気軽に石友リフォームサービスへご相談ください。

 

 

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