サンルームは天気を気にせず洗濯物を干せるようになる便利な設備です。しかし「そもそもサンルームは後付けできるのか」「お金をかけてサンルームを後付けして、見合ったメリットが得られるのか」といった点から、悩まれているのではないでしょうか。
本記事では、サンルームを後付けできるのかどうかに加え、後付けするメリット・デメリットを解説します。
実際にサンルームを後付けした施工事例も5つご紹介しているので、後付けするサンルームのイメージの参考にもなるはずです。ぜひ参考にしてください。
サンルームは、リフォームやリノベーションによって、後付けすることができます。家の構造やスペースに応じて、いくつか方法があります。代表的な方法は以下の3つです。
1.既存の部屋をサンルームにする方法
2.庭などのあいてるスペースに新たにサンルームを設ける方法
3.ベランダやバルコニーをサンルームにする方法
1つ目は、既存の部屋をガラス張りに、もしくは大きな窓を設置してサンルームにする方法です。外壁や屋根部分を新たに増設する必要がないのがメリットになります。
2つ目は、庭などの空いているスペースに新しくサンルームを増設する方法です。スペースにゆとりがある場合が多いので、広いサンルームを設けられるのがメリットになります。
3つ目は、ベランダやバルコニーをサンルームにする方法です。新しくスペースを設ける必要がないのがメリットになります。
サンルームを後付けするメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット
天気に左右されず洗濯を干せる
断熱性の向上で電気代の節約になる
さまざまな活用法がある
デメリット
建物の保証外になる場合がある
プライバシーが確保されにくい
それぞれ詳しく見ていきましょう。
サンルームを後付けするメリットは以下のとおりです。
天気に左右されず洗濯を干せる
断熱性の向上で電気代の節約になる
さまざまな活用法がある
サンルームを後付けすれば、天候を気にせず洗濯物を干せるようになります。たとえば、雨の日や強風の日、または花粉や黄砂が飛ぶ季節でも、サンルームに洗濯物を干すことができます。ゲリラ豪雨が起こりやすい夏季でも、洗濯物を気にする必要がなくなるのは大きなメリットです。
さらに、屋外、屋内の中間に空気層がある状態になり、断熱性が向上するため電気代の節約になります。相対的に屋内は、冬は暖かく、夏は涼しく保てるので、電気代の節約につながります。
また、サンルームは洗濯物を干すスペースとしてだけでなく、家族のくつろぎの場やペットの部屋、趣味のガーデニングや観葉植物を育てるスペースなど、さまざまな活用ができます。
サンルームを後付けするデメリットは以下のとおりです。
建築確認申請が必要になる場合がある
プライバシーが確保されにくい
また、一定の条件を満たす場合は、建築確認申請が必要になるケースがあります。
たとえば「10㎡以上の床面積の増築」や「10㎡よりも下回る床面積でも防火・準防火地域の増築の場合」などが条件として挙げられます。
そして、10㎡以上の場合は「面積増加」とみられて多少なりとも固定資産税が加算されます。
またサンルームはガラス張りのことが多いため、外から見られやすくプライバシーを確保しにくいのがデメリットと言えるでしょう。
ただし既存のお部屋を活用してサンルームを作る場合には、基本的にこれらのデメリットは考えてよくなることが多いです。安心して快適なサンルームを作るためにはフォーム業者に相談するのがおすすめです。
ここからは、実際に既存のお部屋をリフォームして、サンルームを後付けした住宅のリフォーム事例を見ていきましょう。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/renovation/case/details_047.html
今回のリフォームは、お施主様の要望で、一人暮らしをしていたお施主様のお母様の実家を息子様のご家族と二世帯で暮らせるようにすることを目的にスタートしました。
築60年以上経過した木造住宅で、冬の寒さや使いにくい間取りが課題となっていました。そこで、安全かつ快適に暮らせるように断熱性や耐震性、家事効率の向上に向けたリフォームを実施。
結果、広々としながらも動線が効率的な間取り・スペースとなりました。また、サンルームも設けたため、天候に左右されることなく洗濯物を干せるようになっています。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_450.html
今回のリフォームは築60年のお住まいで、夫婦専用の空間を2階に作りたいというご要望からスタートしました。
リフォームによって、2階に寝室や子供部屋、水回り、そして室内サンルームを設けることで、夫婦で快適に暮らせる生活スペースを実現しています。
特にサンルームは、大きな横長の窓からたっぷりと光が入り込み、暖かみのある落ち着いた雰囲気になっています。天気に左右されず洗濯物を干すことができるだけでなく、リラックスできる空間としても利用できるでしょう。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_461.html
今回のリフォームは、「老後を快適に過ごせる家にしたい」というお施主様の希望から始まりました。動線をシンプルにし、よく使うスペースだけを改修することで、夫婦2人が負担なく暮らせる住まいに生まれ変わっています。
脱衣室に隣接して設置されたサンルームも、洗濯物を干す際の移動距離が短くしたことで、家事の負担を大幅に軽減することができました。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_567.html
今回のリフォームは、子どもの洗濯物が多いということから、洗濯動線を短くするのとたくさん干せるサンルームを作りたいという要望から始まりました。
脱衣所やユーティリティ、サンルームを一体化させることで、洗濯物の問題を解決し、家事の負担を軽減することに成功しました。
サンルームには、仕事着や子どもの制服を収納できるクロークを併設し、日々の身支度がスムーズに行えるようになっています。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_571.html
今回のリフォームは、「使っていない屋外ベランダを有効に活用したい」という要望からスタートしました。
リフォームでは、ベランダを室内サンルームに変更し、洗濯から洗濯物干し、取り込みまでを同じ空間で完結できるようにしており、家事の効率を大幅に向上させています。
さらに、クローゼットと隣接させることで収納までスムーズにできるようになったため、より家事負担を減らすことができました。
サンルームを後付けする際には、建築確認申請、プライバシーの確保方法など、確認しておくべき重要なことがいくつかあります。しかし、プロであるリフォーム業者に相談すれば、安心してサンルームを後付けすることが可能です。
リフォームに伴う法的な手続きを最小限に抑える方法、プライバシーを確保しながらサンルームの機能を最大限引き出す方法などを熟知しているため、専門家の助言を受けながらリフォームできるのです。
サンルームを後付けすれば、洗濯物を天気に左右されずに干せるだけでなく、断熱性の向上による電気代の節約、趣味部屋・観葉植物の専用部屋などとして活用できるメリットがあります。
一方、建築確認申請が必要になる可能性、プライバシーの確保のしにくさといったデメリットもあります。
しかし、デメリットはプロに相談することで解消できます。サンルームの後付けを検討中の方は、まずプロであるリフォーム業者に相談するようにしましょう。
また既存の部屋を活用したサンルームはあらゆる面でメリットが大きいため、一度検討をしてみてください。現在の間取りからどのようなプランを作れるのかご相談いただくのもOKです。
「リフォーム業者が多くて決められない」という方は、実績が豊富な石友リフォームサービスにぜひ、ご相談ください。