弊社社員研修として石川県金沢市のTDY(TOTO、大建工業、YKK)ショールームにお伺いしました。
TDYショールームは、北陸では最も大きなメーカーショールームの一つであり、キッチン・ユニットバス、トイレ、洗面などの水回り商品だけではなく、床材、収納を始めとする住宅建材、またサッシ、玄関ドアなどのエクステリアの商品もご覧いただける複合メーカーショールームになっております。
YKK APのサッシコーナーにおいては、冷たい外気の中で、実際の内側のサッシ枠、ガラス温度がどのようになるかという体感実験機は、非常に分かりやすい内容でありました。
実際の体感サッシ種は4種類で
(1)フレミングJ(アルミ枠+一般複層ガラス)
(2)APW310(アルミ枠と樹脂+LOW-E複層ガラス)
(3)APW330(樹脂枠+LOW-E複層ガラス アルゴンガス入り)
(4)APW430(樹脂枠+ダブルLOW-Eトリプルガラス アルゴンガス入り)
になり、サッシ枠とガラスの性能がそれぞれ異なります。
では、外気温度0.4度の冷たい温度条件でガラスの温度はどのようになっているかというと
(1)フレミングJ ・・・14.9度
(2)APW310 ・・・19.1度
(3)APW330 ・・・20.4度
(4)APW430 ・・・24.7度
ということで、フレミングJは複層ガラスになりますが、より高性能な断熱サッシを用いることで約10度もの温度差が生じます。
サーモグラフも画面で表示されておりましたが、この画像からも表面温度の違いがよく分かります。(左からフレミングJ、APW310、APW330、APW430)
住宅の熱は、床や外壁、天井からも逃げていきます。しかし一番大きく熱が逃げるのは窓からであり、全体の約48%がここから逃げていきます。だからサッシの断熱性能を上げることはリフォームを考える際に、非常に大事なことであります。