「トイレのリフォームって、どのくらい費用がかかるの?」
「リフォームでどこまで新しくできるの?」
ご自宅のトイレをリフォームしたいと考えているものの、気になる点が多く最初の一歩が踏み出せないというご家族もいらっしゃるでしょう。
この記事では、トイレのリフォームで叶えられることや、費用相場、工事の流れなど、気になるポイントをまとめて解説しています。
また、富山県内のトイレリフォームの施工事例を写真とともに紹介しているので、新しいトイレを検討する際の参考にしてみてください。
はじめに、トイレのリフォームでできる工事について、4つのタイプを紹介します。
それぞれのメリット、注意点と合わせてご覧ください。
配管には触れず、便座のみ交換する工事です。
大きな予算をかけず、気軽に快適なトイレにリニューアルさせたい方におすすめです。
〈メリット〉
・温感便座に変更できる
・ウォシュレット機能をつけられる
・使う度に除菌できる機能や自動流水機能などをつけられる
・数時間で工事ができる
〈注意点〉
・トイレ内にコンセントがない場合は、電気配線工事が必要
トイレ一式を丸ごと交換する工事です。
便座だけの交換ではなく、本体も新しいものに入れ替えることで、さらに機能的なトイレになります。
〈メリット〉
・一回の流水量を少なくできるため、節水になる
・洗いやすい形状や汚れ落ちしやすい素材になるため、お手入れが楽になる
・タンクレス型にすれば、トイレを広く使える
〈注意点〉
・数十年前のトイレと最新のトイレでは大きさが異なり、跡が残る可能性がある
・タンクレス型にする場合、手洗い場所の検討が必要
画像参照:https://www.ishitomo-reform.co.jp/column/details_773.html
トイレ本体の交換に加え、壁や床などの内装もまとめてリフォームする工事です。
トイレ空間自体を、キレイにしたい・快適にしたい方におすすめです。
数十年前のトイレは、タイル貼りの床や壁からの冷え込みがあったり、収納がなかったりと、現代のトイレと比較すると使いづらい点が多々あります。
断熱性や使いやすさを高めたい方にもおすすめのトイレリフォームです。
〈メリット〉
・床材や壁紙などのインテリアを好きなデザインに変えられる
・収納や飾り棚を追加し、広く使いやすい空間にできる
・タイル材など冷たい素材の床・壁を撤去し、冷え込みの少ない空間にできる
〈注意点〉
・工期が必要になるため、1日で終わらない可能性がある
・床の素材や建物の構造などによっては、段差が発生する可能性がある
ご高齢の方やお子様でも使いやすいトイレに設計し直すバリアフリーリフォームです。
お身体の不自由な家族がいらっしゃる場合や、トイレ内が寒い住宅におすすめしています。
寒いトイレは、急激な温度変化により身体に負担がかかる「ヒートショック」のリスクが高いことが分かっています。
トイレ内の壁材と床材を変更する、断熱窓に交換するなどのリフォームによって、格段に温かい空間に変えることができます。
〈メリット〉
・断熱材や内窓を追加し、温かいトイレ空間にできる
・手すりを設置し安全性を高められる
・床を張り替え、廊下との段差を解消できる
・車椅子でも入りやすいよう、入口の建具を交換できる
・掃除道具やおむつなどもしまえる収納を設置できる
〈注意点〉
・工期が必要になるため1日で終わらない可能性がある
・床の素材や建物の構造などによっては段差が解消できない可能性がある
トイレに行くまでの廊下に付けられる自動センサー付きの照明を付ける方が増えています。
ホームセンターなどで販売されている「フットライト」は、コンセントに差しておくだけで人が前を通ると自動で点灯してくれる便利な商品です。
夜中など暗いときでも安全にトイレまで行くことができるため、大きな改修工事の際には廊下のコンセントをおすすめしています。
石友リフォームサービスでは、廊下にコンセントがない場合トイレのリフォームと同時にコンセントの新設をご提案させていただくことができます。
続いて、トイレのリフォームにどのくらいの予算が必要か、必要な費用についてご案内します。
下記は、富山でのトイレリフォームの費用相場を表にまとめたものです。
トイレのリフォームにかかる費用は、工事の内容や使用する素材によって異なります。
正確な費用については、リフォーム会社に問い合わせて確認するようにしてください。
トイレのリフォーム費用を考える場合は、実現したいことの優先順位を考えておくことをおすすめします。なぜなら、予算を最優先に考えてしまうと、本当に解消したかった課題や問題を解決できず、後悔してしまう可能性があるからです。
〈検討例〉
必ずやりたいこと⇒手すり設置と寒さの軽減
余裕があればやりたいこと⇒明るい内装
このように、希望度合いを段階に分けて考えることで、適切な費用を検討できるようになります。予算内に納めることは大切ですが、しっかり計画を行い、後悔のないリフォーム工事にしましょう。
トイレのリフォームにあたり、事前に申請することで補助金を受け取れる場合があります。
富山でのトイレリフォームで利用可能な2つの補助金制度を紹介します。
先進的窓リノベ事業補助金は、断熱性の高い窓に交換するリフォーム工事に対する補助金制度です。
既存の住宅で多く利用されてきた「アルミサッシ+1枚ガラス」の窓では、冬場に暖房で温めた部屋の熱を屋外に流出させてしまうことが分かっています。
特にトイレのような小さな空間は窓から伝わる外気温の影響が大きく、冷え込みが強くなるので、寒さを軽減できる窓への交換がおすすめです。
先進的窓リノベ事業補助金は、一戸あたり5万円から申請可能です。
ガラスの交換や内窓の設置など、様々なタイプの窓リフォームが対象になります。
トイレ内の温熱環境、先進的窓リノベ事業補助金の詳細については、こちらの記事もご参照ください。
参考:https://www.ishitomo-reform.co.jp/news/details_4037.html
こどもエコすまい支援事業は、住宅の省エネルギー化を叶えるリフォーム工事が対象の補助金制度です。
トイレのリフォームでは、
・断熱窓への交換
・節水トイレへの交換
が対象となっています。
事業名に「こども」とついていますが、すべての世帯が対象になります。
補助額は、1戸あたり30万円を上限に、5万円から申請可能です。
子育て世帯(18歳未満の子を有する)と若者世帯(夫婦のいずれかが39歳以下)に対しては、上限が45万円に拡大されます。
前述の「先進的窓リノベ事業」と併用できますが、1つの窓に対して申請できる補助金は1つと決められています。
こどもエコすまい支援事業の詳細については、こちらの記事もご参照ください
参考:https://www.ishitomo-reform.co.jp/news/details_3959.html
石友リフォームサービスの富山県内の施工実績から、トイレのリフォーム事例をご紹介します。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/2.html
自宅の改修を機に、車椅子でも対応できるバリアフリーのトイレを実現した事例です。
大きく開口する引き戸の扉に交換し、手洗い器と手すりを設置しました。
畳のように見える床は、水に強く、クッション性のあるフロア材です。
冷たいタイル床の古いトイレから、温かく落ち着きのある空間にリニューアルしています。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/5.html
二世帯で住める改修に合わせ、トイレの位置から見直した事例です。
壁紙の色は、その方角の吉色である黄色を選択しました。織物調の落ち着いたタイプをチョイスしています。
床の木目とマッチし、明るく落ち着いたトイレになりました。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/6.html
築33年の既存住宅をカフェのようにおしゃれにリノベーションしたいという要望から、トイレも広く明るい空間に見直しました。
お施主様のお好きな北欧インテリアが映える、小さなニッチがポイントです。
2階のトイレは、おしゃれな照明と淡いブルーの壁紙をアクセントに、シックな空間になっています。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/7.html
家中の水回りの使い勝手を見直し、トイレは洗面室から出入りできる場所に設けました。
道路からの視線が気にならないよう、窓の位置を高くしています。
トイレ入り口の建具は、ネコちゃん専用のくぐり口のある特注仕様です。
ペットとも過ごしやすい、広さと導線を実現しています。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/9.html
こちらは、ご実家の蔵を大々的にリフォームする際にトイレもリフォームしたお宅の事例です。
蔵の趣を活かしたリフォームにふさわしい、クラシックな雰囲気溢れる空間になりました。
床には、耐水性と耐熱性に優れたタイル調のクッションフロアを採用しています。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/10.html
お子様の就職をきっかけに、長らく使っていなかった旧鍼灸院のスペースを、大家族が集まりやすいリビングにリフォームしました。
ご家族が多くても安心して暮らせるよう、一般的なトイレとバリアフリートイレの2つを設けています。
バリアフリートイレは広めに設計されているため、車椅子のおばあちゃんでも快適に利用できるようになっています。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/12.html
古くなった設備を見直したいとの要望からスタートし、住まいの困り事をたくさんお話しいただきました。
最終的に、水回りの交換から間取りの変更まで、快適な住まいへの大改修を実現した事例です。
トイレは、祖父母世代でも使いやすいよう、入り口を広く確保して手すりを設置し、バリアフリーに配慮しました。
収納と採光も見直し、明るく機能的にリフォームしています。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/14.html
自宅改修のテーマは「男前インテリア」。
トイレにも、クールなリビング空間と調和するラグジュアリーなカラーをチョイスしました。
掃除しやすい機能便座や、小物を飾ることのできるカウンター、生活感を隠せる収納など、いつでもキレイな状態をキープできるようになっています。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/15.html
ヘリンボーンとは、「ニシンの骨」のネーミング通り、意匠的なジグザグ模様の床の張り方です。
老朽化した住まいを、カフェのようにおしゃれにリノベーションしたいとの要望から、リビングなどのメイン空間はもちろん、トイレの中もインテリアを楽しめる改修を行いました。
好きな小物を飾れるカウンターと陶器のボウル型シンクがポイントです。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/column/details_773.html
近年人気の高いタンクレストイレには
・シンプルなデザイン
・タンク付きに比べてコンパクト
・自動洗浄などの便利機能
といった、多くのメリットがあります。
こちらの事例では、コンパクトなタンクレストイレの導入に加え、間接照明と鏡を設置したことで、階段下の圧迫感を感じさせない空間に設計しました。
背面の壁紙には調湿効果と脱臭効果の期待できるエコカラットを採用。モザイクタイルと組み合わせることで機能性とデザイン性を両立しています。
トイレリフォームの実例は、こちらのコラムでもご紹介しています。
▷「トイレリフォームのポイントを解説!北陸での施工事例をご紹介![Vol.748]」
https://www.ishitomo-reform.co.jp/column/details_773.html
トイレのリフォームを依頼する前に、知っておいて欲しいポイントが3つあります。
トイレのリフォームは、工事の内容によって必要な期間が異なります。
下記は、はじめにご紹介した4つの工事タイプの工期の目安、工事の流れを表にまとめたものです。
建物の構造やコンセントの有無により、必要な工期は異なります。
詳細な工事日程を、あらかじめしっかり確認することがおすすめです。
リフォーム工事中は自宅のトイレを利用できません。
そのため、
・簡易トイレを用意する
・近所のコンビニや商業施設のトイレを利用させてもらう
など、事前に工事期間中の対応を決めておきましょう。
工期が2日以上になる場合は、作業時間以外はトイレを利用できるように配慮されるケースが多いです。
補助金や助成金の制度を活用することで、お得にトイレをリフォームできます。
補助金や助成金の利用を検討している場合は、工事内容が詳細条件に該当するか、必ず依頼前に確認することが重要です。
補助金の章で紹介した制度以外にも、トイレに手すりを設置するバリアフリーリフォームなどが在宅介護のための改装として助成金の対象になる可能性があります。
〈補助金や助成金の制度例〉
・「先進的窓リノベ事業補助金」
・「こどもエコすまい支援事業」
・お住まいの自治体の介護保険制度
など
細かな条件が設定されていることも多いため、詳細はリフォーム業者に確認するようにしてください。
住宅のトイレリフォームでできることは、便座や本体の交換だけではありません。
トイレ全体の内装工事から使う人に配慮したバリアフリー工事、ヒートショックの予防につながる断熱工事まで、さまざまなことができます。
「古いトイレで使いにくい」
「トイレが寒い…」
「内装を変えて雰囲気を一新したい」
など、現状のトイレに不満を感じている場合は、ぜひ「石友リフォームサービス」にご相談下さい。
当社「石友リフォームサービス」は、約70,000件のリフォーム実績を誇るリフォーム会社で、事例として紹介してきたとおり、トイレのリフォーム実績も豊富です。
トイレのお困りごとを解消するための最適なプランを提案させていただきますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。