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二世帯住宅リフォームのメリット・デメリットを紹介![Vol.882]
二世帯・増築
2023.08.10

二世帯住宅リフォームのメリット・デメリットを紹介![Vol.882]

現代の家族構成の変化に伴い、二世帯住宅が注目されています。二世帯住宅では親世代と子世代が同じ敷地内で独立した生活を送ることで、家族の絆を保ちながら個別のプライバシーを確保できるというメリットがあります。そんな二世帯住宅の需要に応えるため、リフォームを活用して二世帯住宅に生まれ変わらせてはいかがでしょうか。本記事では、二世帯住宅リフォームのメリット・デメリットや施工事例を中心に解説します。



二世帯住宅リフォームのメリット・デメリット

ここでは、二世帯住宅の基本的な知識に加え、メリットやデメリットについて詳しく解説します。


そもそも二世帯住宅とは

二世帯リフォーム

「二世帯住宅」とは、親・子、孫の二世帯の家族が、同じ棟内で一緒に住む住宅のことです。それぞれのプライベート空間を持ちながらも、共有スペースを共同で利用することが特徴になります。二世帯住宅は、経済的な理由や家族の絆を深めるため、または介護や子育てのサポートなどの理由で選ばれることが多くなっています。


二世帯住宅のメリット

二世帯リフォーム

二世帯住宅のメリットは次のような点があります。


●改修費用を抑えられる
●親世帯の介助ができる
●日常生活で協力できる


一つの住宅を3つの世帯で共有するため、建物全体のリフォーム費用や生活費用を抑えられます。また、親世帯と子、孫世帯が近くに住んでいるため、高齢者や子育て中の世帯にとって、日常的なサポートや助け合いがしやすくなるのもメリットです。例えば、子育ての手伝いや買い物の協力などができます。


二世帯住宅のデメリット

二世帯リフォーム

一方で、二世帯住宅では次のデメリットも考慮しなければなりません。


●価値観の違いがストレスになることがある
●プライバシーの問題
●相続の際に問題が生じることもある


異なる世代や家族構成が一つの住宅内で生活するため、生活習慣や考え方、価値観に違いが生じ、意見の相違や衝突が生じる可能性があります。


二世帯住宅では、各世帯が独立した生活空間を持ちながらも共有スペースを利用するため、プライバシーへの配慮が必要です。音や匂いの問題、共有スペースの使用のタイミングや清掃の負担などが、家族間でのトラブルの原因になることがあります。


また、親世帯が亡くなった場合や住み替えが必要な場合、財産や住宅の相続に関する問題が生じる可能性があります。


これらのデメリットは、二世帯住宅を考える際に注意が必要なポイントです。家族間であらかじめ話し合いを行い、トラブル予防や解決をしましょう。



二世帯住宅リフォームの間取りのタイプについて

二世帯住宅は次の3つのタイプに分かれます。


●完全同居タイプ
●完全分離タイプ
●一部同居タイプ


どのタイプに当てはまるかを把握しておくことで、リフォームの計画を立てやすくなります。それぞれ詳しく見ていきましょう。


完全同居タイプ

二世帯リフォーム

完全同居タイプの二世帯住宅は、玄関、リビング、キッチンなどの基本的な生活空間をすべて共有し、2つの世帯が一つ屋根の下で一緒に暮らすスタイルです。リビングやダイニングなどの共有スペースが広く取られることが一般的になります。両世帯が共同で使用するキッチンやトイレ、浴室も設けられます。間取りの設計においては、各世帯のプライバシーを尊重しつつ、共有スペースの使い勝手や配置に配慮しなければなりません。


完全分離タイプ

二世帯リフォーム

完全分離タイプの二世帯住宅は、玄関やキッチンなどの生活空間を世帯ごとに完全に分離するスタイルです。このタイプの間取りでは、親世帯と子、孫世帯が別々の生活空間を持ちながら、同じ敷地内に住むことができます。


各世帯には独自の玄関、リビング、キッチン、トイレ、浴室が備えられます。各世帯が自分たちの生活スタイルに合わせて独立した空間を使えるため、プライバシーの確保や生活リズムの調整がしやすいのが特徴です。ただし、共有スペースがないため、家族のコミュニケーションやサポートは、意識的に行う必要があります。


一部同居タイプ

二世帯リフォーム

一部同居タイプの二世帯住宅は、キッチンや浴室などの一部の設備を別々に設けつつ、玄関は一緒にするなど、住宅の中のある部分を共有するスタイルです。両世帯が一部の共有スペースを利用しながらも、一定の独立性を持つことが特徴です。


一部同居タイプでは、共有スペースの使い方や設置場所に工夫が必要です。キッチンやダイニング、リビングなど、家族が集まる場所は共有となりますが、それ以外の個室やプライベートなスペースは各世帯ごとに設けられます。


親世帯と子世帯が独立して暮らす完全分離タイプと比べると、一定の共有性を保てるので、日常のコミュニケーションやお互いのサポートがしやすい利点があります。また、経済的な負担を軽減しながらも、一部の共用設備を有効活用できるため、効率的な生活が実現できるでしょう。



富山での二世帯リフォームの施工事例をご紹介

ここでは、実際に二世帯住宅リフォームの施工事例をご紹介していきます。


築60年の住まいの2階に若夫婦専用の空間を作る二世帯リフォーム

【Before】

リビング リフォーム

【After】

リビング リフォーム

出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_450.html


築60年の住まいの2階に、二世帯住宅として若夫婦専用の空間をつくられたいとのご要望からスタートした施工事例です。2階には、若夫婦の生活に必要な水回りや寝室、子供部屋、室内サンルームなどの部屋を設け、明るく快適なLDKを中心にしました。


LDKは24帖の広々とした空間で、大型テレビをゆったりと鑑賞できるように設計しています。LDKを中心にユニットバス、トイレ、洗面化粧台をコンパクトにまとめ、使い勝手にも考慮しているため、快適な生活空間が実現しました。


二世帯リフォームで2階を若夫婦と子供2人の専用の空間に

【Before】

リビング リフォーム

【After】

LDK リフォーム

出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_457.html


下記のご要望からリフォームの計画が始まりました。


1.2階を若夫婦と子供2人の専用スペースにしたい。
2.子供たちがまだ小さいので、将来仕切れるような部屋を考慮してほしい。
3.ウォークインクローゼットと室内サンルームがほしい。
4.対面キッチンにして、子供たちを見渡せるように設計してほしい。


家族とのコミュニケーションを重視し、対面キッチンやお子様の学習スペースなどを作成。内装は明るくナチュラルな雰囲気でまとめました。また、雑誌などを置けるスペースを作り、壁紙を変えることでインテリアのアクセントにしています。


結婚が決まり、実家で同居を始めるための二世帯リフォーム

【Before】

LDK リフォーム

【After】

LDK リフォーム

出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_466.html


結婚が決まり、実家での同居を始めるため、2階のリフォーム計画が始まりました。


若世帯用に2階をリフォームし、親世帯と適度な距離を保ちながら、お互いに快適な生活ができるように提案しました。


新婚生活を楽しむために、二人だけでゆったりとくつろげるシンプルでモダンなLDKを実現しました。キッチンが見えないように引き戸を設置し、隠すことができるようにも配慮しています。


また、サンルーム兼家事室を設けることで、洗濯などの家事の時間帯がずれてしまっても、若世帯と親世帯が互いにストレスを感じることなく生活できるようになりました。家事を同時に行いながらも、お互いに干渉しない環境が実現しています。


二世帯リフォームで家族が集まれる17.5帖の広々としたLDKが誕生

【Before】

ダイニングキッチン リフォーム

【After】

LDK リフォーム

出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_487.html

 

「家族で集える広いLDKがほしい」「収納が少なくて片付かない」「将来、体の負担のことも考えて1階に生活空間を集約したい」という理由から始まった二世帯住宅リフォームの施工事例です。

 

別々だったキッチンと居間をつなげて、家族が集まれる17.5帖の広々としたLDKが誕生しました。奥様がお料理をする際にも家族との会話が弾み、楽しいキッチンタイムを提供しています。


また、古くなった水回りのリフォームと将来的なご両親との同居を考慮し、家族の皆様が生活しやすい間取りを提案しました。さらに、将来的な体の負担を考慮し、生活空間を1階に集約しています。


築年数60年以上の家の歴史と伝統を大切にしながらも、快適な二世帯住宅に

【Before】

外壁 リフォーム

【After】

外壁 リフォーム

出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/47.html


一人暮らしをしていたお母様のお家を二世帯で暮らせるようにというご要望からリフォームがスタート。築年数が60年以上経っているため、冬場の寒さや使いづらい間取りがご家族を悩ませていました。そこでリフォームでは、将来的にお子様が大きくなっても住み継げるよう、耐震性や断熱性などの見えない部分にも徹底的にこだわりました。


また、1階と2階の全面改修に加え、増築も実施しています。その結果、元の家の歴史と伝統を大切にしながらも、快適な二世帯住宅として生まれ変わりました。


二世帯リフォームで家族が集まれるシンプルで広々としたLDKが誕生

【Before】

リビング リフォーム

【After】

LDK リフォーム

出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/32.html


お孫様の誕生をきっかけに、息子さん夫婦が同居することになり、2階に息子さん世帯の生活空間を新たに作ることとなりました。


若いご夫婦が快適に生活できるよう、新たな水回りの設置だけでなく、使い勝手の良いコンパクトな空間を提案しました。また、リビングを家族が集まる場所として、シンプルで広々としたLDKとしています。


二世帯リフォームでカフェのようなLDKのある家に

【Before】

リビング リフォーム

【After】

ダイニングキッチン リフォーム

出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_444.html


息子さんの結婚をきっかけに、二世帯同居を考え、リフォームすることになりました。


リフォームでは、まずLDKを隣り合った3部屋の仕切りを取り払い、広々としたワンルームにしました。これにより、開放感あふれる空間が実現しました。また、収納スペースもたっぷりと設け、スッキリと片付く暮らしやすい住まいを実現しました。


また、プライバシーにも配慮しながら、2階には水回り一式を設け、それに合わせて収納も備えた機能的な空間にしました。


ダイニングキッチンは、カフェのような雰囲気を演出するために、ペンダントライトを設置し、カウンターも設けました。ここでは家族の顔を見ながら料理を楽しむことができ、会話も弾みます。これらによって、円満に同居することができる二世帯リフォームが実現しました。


二世帯リフォームで2階を全面改装しておしゃれで楽しいカフェ風キッチンに

【Before】

リビング リフォーム

【After】

LDK リフォーム

出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/15.html


この施工事例では、二世帯同居にあたり、2階を全面改装して子世帯専用の空間にリフォームしました。


広々としたLDKの中心にアイランドキッチンを設置しました。アイランドキッチンにすることで家事仕事をしていてもお部屋全体が見渡せるようになり、家事動線もスムーズに確保されています。


LDKの一角にはカウンターコーナーが設けられ、家事作業や家族共有のPCスペース、子供の学習スペースや大人の趣味スペースなど、多目的に使用できるスペースとして活用できます。


また、回遊式のキッチン脇の壁にはコミュニケーションボードを設置しました。お子様のお便りや奥様のレシピなどを貼ることができ、家族の予定を共有するのに便利なスペースとして活用可能です。



富山で二世帯リフォームするときに知っておきたい3つのポイント

富山で二世帯リフォームを検討している方は、3つのポイントを知っておきましょう。


二世帯リフォームの工期と工事の流れ

二世帯リフォーム

二世帯住宅リフォームの工期は、工事内容や規模によって異なります。一般的には、プランニングや設計、工事の進行、最終的な引き渡しが一般的な工事の流れです。工期は、1~4か月程度が目安で、1年程度が目安となる建て替えと比べると、短く済みます。


二世帯リフォームの注意点

二世帯リフォーム

元の住宅の状態によっては、リフォーム内容が制限される場合があります。


また、建物の構造や耐震性能、敷地条件などを評価し、リフォームの可否を判断する必要があります。また、家の工法によっては、間取り変更が難しい場合もあります。建物の構造や法規制によって制約があるため、事前に専門家と相談し、リフォームの可能性や制約を確認することが重要です。


二世帯リフォームをお得に実施する方法

二世帯リフォーム

二世帯住宅リフォームをお得に実施する方法もあります。富山県では、補助金制度や減税制度などが存在し、二世帯リフォームに関する経済的な支援を受けることが可能です。三世代同居の二世帯リフォームは自治体や国の制度を活用することで、リフォーム費用を抑えられます。補助金の申請手続きや条件を確認して、お得に二世帯リフォームを実施する方法を探しましょう。


詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
https://www.ishitomo-reform.co.jp/column/details_839.html



まとめ

二世帯住宅リフォームは、現代の家族の多様なライフスタイルに対応するための有力な選択肢です。リフォームを通じて、親世帯と子、孫世帯がそれぞれのプライバシーを確保しながらも、家族の絆を深めることができます。また、親世帯と子、孫世帯が共同で暮らすことで、生活費や光熱費の負担を分担することもできるでしょう。


二世帯住宅リフォームを検討している方は、ぜひ石友リフォームサービスにご相談ください。二世帯住宅リフォームに限らず、ご要望に沿った適切なリフォームを行います。



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