「部屋が狭いから部屋をつなげて広くしたい」
「思い切って間取りを変えたい」
この記事をご覧の方は、部屋をつなげるリフォームでこのような希望をもっているのではないでしょうか。しかし、気軽に行えるものではないため、きちんとリフォームについて知ってから実行に移したいところだと思います。
この記事では、部屋をつなげるリフォームでできること、必要な費用と工事期間の目安、注意点について解説します。リフォームを成功させるために、ぜひ参考にしてください。
部屋をつなげるリフォームでは、次のようなことを実現できます。
1. リビングと隣接する部屋、キッチンをつなげて広々としたLDKにする
2. 部屋間の仕切りを撤去し、大きな部屋にする
3. ウォークインクローゼットなどの収納を部屋の一部として吸収して広くする
例えば、10人の大家族で住んでいるのにもかかわらず、手狭なLDKだと、動線が狭くてストレスを感じるでしょう。しかし、部屋をつなげるリフォームで広々としたLDKを実現すると、動線の狭さが改善され、快適に生活できるようになります。
部屋をつなげるリフォームは、「2日~1週間程度」の工事期間が必要です。工事内容ごとにかかる具体的な期間は、次の表をご覧ください。
しかし、費用と同じようにリフォームの内容や条件によって変わってくるため、正確な期間を知りたい場合は業者に確認しましょう。
工事期間中は、リフォーム中の住宅に住むことは難しく、一時的な仮住まいを借りる必要があります。そのため、早めに確認しておくことをおすすめします。
ではここから、石友リフォームサービスが実際に行った、部屋をつなげるリフォームの施工事例をご紹介します。
【Before】
【After】
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/1.html
子どもたちの成長にともない、2階のリフォームを行ったリフォーム。2階中央部にあった2部屋をつなげることで広々としたLDKを作りました。広い空間でも、東西に開いたため、日差しが届き明るく過ごせます。また、あえて既存の梁や柱を残したことで、ヴィンテージ感のあるおしゃれな空間になっています。
【Before】
【After】
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/6.html
水回りの劣化がきっかけで始まったリフォーム。1階のダイニングキッチンと居間の間にあった壁を壊し、間仕切りの幅を広くしました。それによってより広々とした空間に感じられます。
また、2階の洋室をつなげて寝室の面積を広げ、収納スペースを増やすためにウォークインクローゼットを設けました。収納力が上がり、より快適に生活できるようになっています。
【Before】
【After】
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/7.html
家族で集える広い空間が欲しいという希望から始まったリフォーム。ダイニングキッチンとホール部分をつなげることで、広々としたLDKが誕生し、大家族が集えるようになりました。洗面室や浴室の場所も移動させたことで、より広い空間を実現しています。また、LDKに隣接する形で広めの収納スペースを設け、「片付いた家」を演出することができました。
【Before】
【After】
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/10.html
家族の変化にともない、部屋が手狭に感じ始めたことがきっかけのリフォーム。お施主様のご家族は多いため、動線の最適化や収納スペースの確保が求められました。今回のリフォームで大きく変わった点は、ダイニングキッチンと鍼灸院をやっていた施術室をつなげて作ったLDKです。明るく広々とした空間は、快適な生活を実現しました。また、住宅全体をバリアフリーにして、車いす生活を送っているお施主様のお母さまも、快適に暮らせるようになっています。
【Before】
【After】
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/15.html
2階を子世帯専用の空間にすることを目的にしたリフォーム。広々としたLDKと効率の良い水回りや収納動線の実現も希望されていました。リフォームの結果、約21帖のLDKが出来上がりました。さらに、LDKの中心には部屋全体を見渡せるアイランドキッチンを設置し、家事がしやすくなっています。また、各所に収納スペースを設け、より多くの収納物を収納できるようになりました。
【Before】
【After】
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/30.html
冬の寒さや収納スペースの少なさ、廊下の狭さに困っていたお施主様。これらの悩みを解決すべくリフォームに踏み切りました。既存のLDKと和室の壁を壊し、廊下もなくしたことでLDKがさらに広くなり、快適な動線を実現。そして、コンパクトな住宅ながらも、上手くスペースを活用して収納場所を設けることで、物が散らかりにくい快適な住まいとなりました。
【Before】
【After】
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/32.html
お施主様のお孫様の誕生がきっかけで、2階に息子さん世帯の生活空間を設けることになり、リフォームのご依頼をいただいた施工事例。今回のリフォームでは、家事の動線と収納スペースの充実、新たな水回りの施工をメインのテーマとして行いました。既存の和室をつなげて、子どもが走り回れるほど広々としたLDKを実現。さらに、空いたスペースを活用して収納場所を設けたため、家事の時短につながっています。
【Before】
【After】
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/34.html
既存のLDKと和室をつなげることで、広々としたLDKを実現しました。大空間であっても、天井から床までの大きな窓を設置しているため、日中は光が差し込み明るい空間になっています。さらに、LDKに隣接した形でウッドデッキを設け、家族でバーベキューができるようにもなりました。
また、今回はサステナブルリフォームを行っており、災害時でも生活できるように水や食料をストックしておける収納スペースの設置に加え、電気を蓄えて必要なときにいつでも使える蓄電池も設置しています。これらにより、安全かつ安心して生活できる住宅を実現しました。
【Before】
【After】
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/55.html
若夫婦世帯とおばあさまが住む三世代住居のリフォーム事例です。おばあさまの介護が必要なため、介護しやすいよう、全体的に大きく間取りを変更しました。既存の車庫や納戸を無くし、バリアフリーなLDKやエントランス、和室にガラッと変わっています。
また、断熱性を大きく改善しており「寒い時期の完成で家の中の暖かさにびっくりです」というお喜びの声もいただきました。
【Before】
【After】
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/57.html
将来の生活を考えて「2階から1階に生活拠点を移したい」という希望から始まったリフォーム。元々LDKはありましたが、和室とつなげるリフォームによって、ダイニングとリビングの空間がそれぞれ広がり、快適に過ごせるようになりました。また、インテリアデザインにこだわったことで、これからの生活に彩りをもたらしてくれます。
ここまでの説明で、部屋をつなげるリフォームでできることや費用、期間などはおよそ理解できたかと思います。しかし、これからご紹介するポイントに注意したうえでリフォームを検討することが大切です。リフォーム計画を進める前に、注意点をしっかりと把握しておきましょう。
ツーバイフォー工法(2×4工法)など、壁で建物を支える工法で作られた住宅の場合、建物を支える壁を撤去することで、家全体の安全性が損なわれる可能性があるため、撤去できない場合もあります。また、建築基準法や地方自治体の条例等、法令に抵触しないリフォームであることを合わせて確認することも大切です。
また木造在来工法であっても筋交いなどの耐震上重要な壁を移動・撤去する場合には、再度壁量の計算が必要になります。
例えば廊下を部屋に取り込んで広くする場合、階段などにつながると熱がどんどん上階に逃げていってしまいます。部屋を拡げる場合には断熱区画を設定して、適切な対策が必要になることもあるので注意しましょう。
マンションには、それぞれ管理規約があります。その規約によってリフォーム時の制限が定められている場合があり、勝手に工事することはできないようになっています。管理規約を確認することは、リフォームを進める上で必須です。また、共有部分に影響を与える場合には、管理組合への事前申請や承認を得ることも必要になります。
部屋をつなげるリフォームでは、壁を壊して部屋をつなげた後に、壁紙の張り替えなどを行います。しかし、張り替えた部分だけ内装が綺麗になるため、既存部分との差が気になってしまうケースが少なくありません。そこで、対象となる部分以外の壁紙や床材のリフォームや補修を検討する必要が出てくることもあります。全体的な調和を保つためにも、リフォームの計画を進める段階で、壁紙や床材のリフォームと補修も考慮に入れておきましょう。
部屋をつなげるリフォームで、今よりも快適な生活を送れるようになります。費用相場が60~80万円と安くはありませんが、これからの長い住宅での暮らしを考えると、それ以上の価値があると言えるでしょう。しかし、やはり高い費用を払うからには成功させたいはずです。どうしても不安であれば、石友リフォームサービスにご相談ください。数多くの実績を持ち、リフォーム後のメンテナンスまで行っています。細かなご要望も最大限応えますので、部屋をつなげるリフォームを検討されている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。