洗面台にはいくつかのタイプがあります。そのうちの一つである、向かいの壁に水道栓がついているのが特徴的なハイバックタイプの洗面台。お手入れがしやすく、洗練されたデザインが印象的ですが、導入したことで後悔している人もいます。
本記事では「洗面台の中でもハイバックにしたい」「他の洗面台と決めかねている」といった方に向けて、後悔事例や注意点についてご紹介していきます。それぞれの洗面台には、メリット・デメリットがあるので、自身にあったものを選べるようにぜひ参考にしてください。
ハイバックの洗面台を導入したところ、次のように後悔した事例があります。
1.スペースがないため使い勝手が悪かった
2.水栓の位置が高いため小さな子どもに向かなかった
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ハイバックの洗面台は特性上、水栓部分の周囲に石鹸やハンドソープ、歯ブラシなどを置くスペースがありません。サイド部分には少しスペースがありますが、通常タイプの洗面台に比べてスペースが狭いため、使い勝手が悪いと感じる人も少なくないのです。
しかし、工夫によって補うこともできます。たとえば洗面台の近くに、物を置ける収納スペースを設置することで補填が可能です。もしくは、サイドのスペースが広いハイバックの洗面台を選ぶのも1つの選択肢でしょう。
ハイバックの洗面台は、水栓部分の位置が高く配置されていることが多くなっています。そのため、ご家族に小さな子どもがいる場合、手が届かなかったり、届いたとしても手より身体が下にくるため、手を洗うたびに腕や肘が水浸しになってしまいます。
小さな子どもがいる場合は、洗面台の近くに台を用意しておくか、洗面台を使うときに手伝う必要があるでしょう。
ここまでご紹介したように、ハイバックの洗面台を導入したことで後悔した事例があるのは事実です。しかし、満足している人が多いのも事実であるため、導入前にメリット・デメリットを把握したうえでよく検討することが大切になります。
そこで、実際にハイバックの洗面台を導入したリフォーム事例を見て、参考にしてみましょう。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/renovation/case/details_047.html
一人暮らしの母親の家を、二世帯で生活できるようにリフォームしたいという想いから始まったリフォームです。築60年が経過しており、住宅全体に劣化や非効率的な間取りがあり、ご家族は悩んでいました。そこで、将来を見越したリフォームを行うことにしたのです。
結果、スタイリッシュでおしゃれな外観に加え、大容量の収納スペースやサンルームなど、実用性のある住宅となりました。洗面台に関しても、比較的サイドのスペースが広めなハイバックの洗面台を採用し、掃除の手間が少なくなっています。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_563.html
築36年が経過していた住宅で「設備の使いづらさ」「断熱性の低下」「リビングの狭さ」など、さまざまな問題を抱えていました。そんな複数の問題点を一挙に解決すべくリフォーム計画が始まりました。ナチュラルで温かみのある住宅に仕上がり、お施主様が憧れていた対面キッチンも導入しています。間取りの工夫で家事効率も上がったため、これからの家事がグッと楽になるでしょう。洗面台もハイバックにした点や周囲に物を置かないことで水はねによる汚れの心配もなく、快適に日常生活を送れるようになっております。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_729.html
新築から45年間という長い期間、こちらの住宅に住んでいましたが、住みづらさが露見し始めたことからリフォームを決意したお施主様。とくに「冬の寒さ」が厳しかったようで、断熱性の改善を中心に、リフォーム計画を進めました。リフォームでは、部屋中に断熱材を敷き詰めたことで、断熱性が改善され、快適に過ごせるようになっています。
また、今回のリフォームでは階段下や横にできたスペースに、うまくハイバックの洗面台を含む脱衣室を設置したこともポイントの1つです。コンパクトながらも動線を考慮した脱衣室となっています。
ハイバックの洗面台を導入する前に、押さえておくべきポイント3つをご紹介します。
1. ハイバックタイプの洗面台のメリットとデメリットを把握しておく
2. ハイバックの洗面台を導入するリフォームで起こりがちな失敗例を把握しておく
3. 実績や事例が豊富なリフォーム会社に相談する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ハイバックの洗面台にはメリットもあればデメリットもあります。ハイバックの洗面台に限らず、洗面台選びではタイプ別の特徴を把握したうえでよく検討することが大切です。
ハイバックの洗面台の大きなメリットは、清潔さを保ちやすい点です。向かいの壁に水栓が設置されているため、水栓の根元に汚れがたまりにくいようになっています。また、洗面ボウルに継ぎ目や凹凸がないため、簡単にお手入れが可能です。一方のデメリットは、先述したように物を設置するスペースの狭さと、水栓までの高さです。しかし、さまざまな工夫によって補うこともできます。
以上のメリット・デメリットをきちんと把握して、よく検討してみましょう。
ハイバックの洗面台を導入するリフォームでの後悔を避けたいのであれば、起こりがちな失敗例もチェックしておくとよいです。同じハイバックの洗面台でも、洗面ボウルの大きさや深さ、水栓のタイプなどで使い勝手は全く異なります。
たとえば「洗面ボウルが浅くて少し使いづらい、もう少し深いものにしておけばよかった」という失敗例があります。他にも、水栓のタイプには一般的なものとシャワー水栓がありますが「一般的な水栓だと隅が掃除しにくかった」という失敗例もあります。
このような失敗例があることを把握したうえでも、よく検討してみるとよいです。
ハイバックの洗面台へのリフォームを検討しているものの「失敗や後悔をしないか不安」と感じるのであれば、ハイバックの洗面台の導入リフォームに関する実績や事例が豊富なリフォーム会社に相談するべきです。
実績や事例が豊富なプロに相談することで不安や疑問が解消され、満足できるリフォームを実現できるでしょう。
いくつかある洗面台の種類の1つ、ハイバックタイプの洗面台。ハイバックの洗面台には、メリットだけでなくデメリットもあり、導入して後悔・失敗したという事例があるのは事実です。しかし、あらかじめ把握しておけば、デメリットを補う工夫や他の洗面台を検討して後悔・失敗を回避できます。
ハイバックの洗面台にするか、もしくは他の洗面台にするか、どうしても決めきれない場合はぜひ実績が豊富な石友リフォームサービスにご相談ください。各メーカーが販売している洗面台に精通しているため、同じタイプの洗面台の中からニーズに合う適切なものを提案します。