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外壁が傷んできたらどうしたらよいの?外壁材の種類ごとの特徴と2パターンの直し方をご紹介! あわせて直し方の費用もお伝えします![Vol.1020]
外壁屋根
2024.08.17

外壁が傷んできたらどうしたらよいの?外壁材の種類ごとの特徴と2パターンの直し方をご紹介! あわせて直し方の費用もお伝えします![Vol.1020]

1. 外壁が傷む理由
2. 外壁材がサイディングの場合
・窯業系 ・金属系
3. 外壁材がモルタルの場合
4. 外壁材が木質系の場合
5. 外壁塗装による直し方とその費用
6. 外壁張り替えによる直し方とその費用
7. まとめ


新築や建て替えなど、新しい住まいは「きれいな」仕上げが当然のことかと思います。


それが住み始めると、時間の経過とともに知らず知らずに「傷み」が出てきます。
そこに早く気づいて処置を始めれば、コストは比較的かからないのですが、
なかなか注意深く見る人が少ないのではないかと思われます。


今回は、お住まいの外壁について、使っている素材とその特徴、劣化の状況がどのように変わり、そして、どのように直したらよいかをお伝えしたいと思います。



外壁が傷む理由


外壁が劣化する原因はさまざまですが、主に以下の条件が影響を与えます。


1. 紫外線や熱: 太陽光の紫外線や熱にさらされると、外壁の塗膜が分解して劣化が進行します。特に南面は紫外線の影響を受けやすいです。
2. 雨や風: 外壁は常に雨や風にさらされることでダメージを受けやすくなります。台風や強風による雨の打撃や酸性雨も影響を及ぼします。
3. 経年劣化 (耐用年数): 建物や塗料には耐用年数と呼ばれる経年劣化があります。外壁が耐用年数を過ぎるとひび割れやチョーキング現象などの症状が現れます。


これらの原因に合わせて、外壁の劣化症状を監視し、専門家に相談することが重要です。


例えば、窯業系サイディング、金属系サイディング、モルタル、および木質系の外壁材がよく使われる代表的な外壁ですが、それぞれ異なる特性を持っています。以下に具体的な劣化の状況と変化を説明します。



外壁材がサイディングの場合


まずはサイディングですが、窯業系サイディングや金属系サイディングについて特徴を表したいと思います。


■窯業系サイディング

●メリット
・防火性、耐震性、遮音性に優れています。
・豊富なデザインバリエーションがあります。

●デメリット
・10年に1度の外壁塗装が必要です。
・セメントの吸水性により、冬期の凍結・融解による剥離やひび割れが発生することがあります。


■金属系サイディング

●メリット
・ガルバリウム、アルミニウム、ステンレスなどの金属で作られており、ヒビ割れや紫外線に強いです。
・レンガや石積み風のデザインもあります。

●デメリット
・金属のサビが出る可能性があるため、将来的に塗装メンテナンスが必要です。


サイディングは、他の外壁材より割合が多く使われています。
主要な2種類のサイディングは、施工しやすいことで普及されていきました。
その素材の違いで、メリットデメリットも違いがあります。

外壁 リフォーム

外壁がサイディングの場合



外壁材がモルタルの場合


次にモルタルの外壁の特徴です。


特徴
・セメントと砂を主成分とするモルタルで、耐久性があります。
・10年に1度の外壁塗装が必要です。


モルタルは割合からいうと、サイディングの次に多く使われています。
サイディングと違うのは、職人の作業の技量によって差が出てしまいます。
その点からすると、メンテナンスが必要なところと必要ないところの差が出やすいのも特徴の一つです。

外壁 リフォーム

外壁がモルタルの場合



外壁材が木質系の場合


次に木質系サイディングについて表したいと思います。


特徴
・天然木に装飾を施したもので、断熱性が高いです。
・メンテナンス費用がかかります。


木質系サイディングはその数は若干少ないです。
メンテナンスの費用がかかることでその総数は少なくなっています。
メンテナンスの費用のかかっている要因は、木質系の素材が主に劣化の原因となる紫外線と雨水の影響を受けやすいことです。
そうしたことから、早くにメンテナンスが必要になってきます。

外壁 リフォーム

外壁が木質系サイディングの場合



外壁塗装による直し方とその費用


外壁の劣化により、直し方は大別すると2パターンになってきます。
外壁塗装外壁張り替えです。


外壁の劣化が始まるのは、一般的に築年数10年から目安とされています。
その直し方は、次の塗料の種類や外壁材、環境によって異なります。以下に詳しく説明します。


1. 塗料の耐用年数

アクリル系塗料:約4~7年。コストパフォーマンスは高いが耐久性は劣ります。
ウレタン系塗料:約6~10年。安定した耐久性とコストパフォーマンスがあります。
シリコン系塗料:約8~15年。信頼性が高く、汚れや色褪せに強いです。
ラジカル制御系塗料:約8~13年。最近登場した塗料で、コストも低めです。
光触媒塗料:約10~15年。自然の力で汚れを落とす効果があります。
フッ素系塗料:約15~20年。高い耐久性と防汚性があります。
遮熱系塗料:約15~20年。省エネやエコにも配慮されています。
ピュアアクリル塗料:約12~15年。防水性に優れていますが価格が高めです。
無機系塗料:約15~20年。耐候性が強く劣化しにくいです。

外壁 リフォーム

外壁塗装の工事現場


外壁塗装の費用は、塗装する壁の面積や塗料、塗装方法などによって異なります。一般的な戸建住宅の場合、以下のような費用相場があります。


建坪30坪程度の費用相場は、約60~90万円程度です。
建坪40坪程度の費用相場は、約90~140万円程度と言われています。
(なお、足場組立・足場解体・現場養生費は含まれていません)


具体的な価格は、地域や施工業者によって異なりますので、以下の要因によって変動します。


1. 外壁の面積:塗装する外壁の広さによって費用が変わります。広い面積ほど塗料の使用量が多くなります。
2. 塗料の種類:使用する塗料の種類によって価格が異なります。一般的に、高品質の塗料は価格が高くなりますが、耐久性や美観に優れています。
3. 作業内容:下地処理や塗装作業の手間によっても価格が変わります。外壁の状態に応じて適切な作業を行うことが重要です。


外壁塗装の無料見積もりを依頼することで、具体的な費用を把握し、適切な選択ができるでしょう。



外壁張り替えによる直し方とその費用


外壁張り替えは、外壁の劣化の状況が、放置されてくると多くの現場で必要になってきます。
目安は築15年から20年程度、何もされずにいた場合や環境がひどい場合に適した直し方です。具体的には、海岸付近の潮風を受ける地域や、工場地帯から空気の流れが比較的に長い地域は劣化の状況が、早くなりがちです。


外壁張り替えは、現状の外壁をはがすことから始まり、新たな建材を張り替えることで完成します。

外壁 リフォーム

外壁張り替えの工事現場


外壁張り替えの費用相場は、家の大きさや使用する外壁材によって異なります。一般的な30坪(約100平方メートル)の2階建て住宅の場合、窯業系サイディングを使用する外壁への張り替えにかかる費用は、約180万円~280万円が相場です1。ただし、外壁材の種類によっても価格は変動します。たとえば、窯業系サイディングは比較的安価で、金属系サイディングや木質系サイディングを選ぶとやや高くなります。


●外壁張り替え①

外壁 リフォーム

https://www.ishitomo-reform.co.jp/renovation/case/details_099.html


●外壁張り替え②

外壁 リフォーム

https://www.ishitomo-reform.co.jp/renovation/case/details_094.html


●外壁張り替え②

外壁 リフォーム

https://www.ishitomo-reform.co.jp/renovation/case/details_084.html



まとめ


お住まいを建てたとき、あるいは購入したときの「きれいな」外観は、日が経過してくると
当然ながら「傷み」が出てきます。使う外壁材が何かによって「傷み」の進み具合は、まちまちですが、大事なのは、「きれいな」状態を保つことで、そのあとの住まいの印象を変えるし、そのためには外壁塗装や外壁張替がリフォームとして必要不可欠だと思われます。


ぜひ「きれいな」外装で、お住まいの見た目が「若々しく」なるようにしてみてはいかがでしょうか!!


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スタッフ一同、心よりお待ちしております。


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