前回に引き続き、キッチンリフォームの際の換気扇についてお話したいと思います。今回は埼玉エリアのリフォームショールームにある展示品を用いてご紹介したいと思います。
前回のお話では現在のキッチン換気扇はシロッコファンが主流であり、ファンの手前に設置されているフィルターで油をキャッチし、ファンの油汚れを軽減する仕組みになっているお話をさせて頂きました。(下の写真がフィルターです)
今回ご紹介させて頂くのは、ノンフィルター(フィルター無し)の換気扇になります。この換気扇はスリムタイプが多く、換気扇自体の形がスッキリした形になっているのも一つですが、
換気扇の吸い込み口に整流板と呼ばれる板がついているのが大きな特徴になります(下の写真がそうです)
これは、この板を設置することで、換気扇の吸い込み口の面積を狭くし、吸い込み力をアップさせています。大きな面積にて吸引するより、小さな面積にする方が吸い込みの力が増すという原理を利用し、油煙の吸い上げ力を増加させ、油汚れを飛び散りにくくしています。
また、フィルターの清掃が「めんどくさい」という方にはノンフィルターの換気扇が便利です。従来であれば、フィルターの部分で油をキャッチしていたわけですが、ノンフィルターの場合、内部にあるファン自体が撥油のコーティングがされておりますので、油が付きにくくなっています。運転の際は、このファンが回転しているわけですが、この回転を利用して付着した油を弾くというものです。
弾かれた油は下の写真にあります、油受けトレイに貯まるという構造になっています。
ファンや整流板、またその周辺の換気扇素材は油汚れが落ちやすい表面加工になり、掃除がよりしやすくなりました。そのため、整流板はサッと拭きとるだけで済みますし、ファンには油がつきますが、フィルター付きシロッコファンのように1年に何度も清掃をしなくてもよくなりましたので、非常に清掃が楽になっております。
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